
看護助手とは、看護チームの一員としてスムーズな看護が行われるように、看護師のアシスタント業務をする人のことです。医療行為は行いませんが、患者さんと身近に接してお世話をするという、大事な役目も担っています。
最近は、看護師不足が問題になっているので、看護師をサポートする看護助手は、非常に貴重な戦力として認められています。
看護助手として働くには、特に「資格」が必要とされていません。
しかし、医療行為をしないとは言え、看護師のサポートをするので、まったく知識がなくても良いわけではありません。
やはり、看護や医療について知識のある看護助手の方が、実際の仕事では役に立ちますし、重宝されるでしょう。
看護助手になるには、特に資格は必要ないと書きましたが、前述のように、看護師のサポートをするわけですから、相応の専門知識が技術について知っておいた方が、仕事もしやすいし、有利です。
そうした意味から、公的資格ではありませんが、専門知識や技能の水準を裏付ける資格として、例えば、(財)日本医療教育財団では、「メディケアエイダー」の認定資格を与えています。
また、介護大手のニチイ学館でも、介護助手講座があり、全国のニチイ学館の教室で講座を受けて修了すると、(財)日本医療教育財団の「メディケアエイダー」の認定資格が取得できます。
ニチイ学館では、講座修了後、(財)日本医療教育財団の認定を取得した人は、派遣社員としてニチイに登録できますので、就職上でも有利だと言えるでしょう。
看護助手の仕事内容は、以下のとおりです。
●食事介助
配膳・下膳、食事の介助、摂取状況の観察や見守りなどをします。食事を楽しんでいただくことも念頭において行います。
●環境整備
室温や採光・換気の管理、掃除やゴミの処理、ベッドメイキングなどをします。患者さんとコミュニケーションをとりながら行います。
●移動・移乗介助
ベッドから車いすやストレッチャーへの移乗、体位・姿勢交換の介助などをします。患者さんの安楽と自身の健康保持のためボディメカニクスを活用し、行います。
●整容・保清介助
洗顔、洗髪、爪切り、着替えの介助など、患者さんの身の回りのお世話をします。患者さんが自分でできることを見極めながら行います。
●入浴介助
浴室の準備や後片付け、入浴用品の洗浄や消毒、着替えや入浴の介助などをします。患者さんがリラックスできるように心がけます。
●排泄介助
トイレへの誘導や排泄の介助、おむつの準備や交換、尿・便器の消毒などをします。患者さんのプライバシーに配慮しながら行います。
●メッセンジャー業務
カルテや伝票・検査物などを医師や看護師、各検査室などに運びます。ただ物品や書類を届けるだけでなく信頼性が重要な要素となります。