
作業療法士とは、体に障害を持つ人や、高齢者の方に対して、さまざまな作業を通じて身体機能の回復や維持を行うリハビリの専門家です。
作業療法士は、OT(オキュペーショナル・セラピスト)と呼ばれ、医師の指示を受けて、多くの専門家の人たちとチームを組み、治療を行います。
理学療法士(PT)と、作業療法士は、役割が似ているために混同しやすいのですが、基本的な仕事の内容が違います。
その違いとは・・・
■理学療法士の仕事・・・立つ、座る、歩く、曲げる、伸ばすなどの、身体的な動作回復を手助けする。
■作業療法士の仕事・・・手芸や工作、楽器演奏などを通じて、身体機能回復のための援助を行う。
という違いがあります。
作業療法士になって、リハビリの専門家になるには、国家試験に合格しなければなりません。
国家試験を受験するには、以下の受験資格を得る必要があります。
(1)養成学校で3年以上学ぶ
高校卒業後、作業療法士養成学校などで、3年以上、作業療法の知識や技術を修得する必要があります。養成学校は、4年制の大学、3年制の短大、3年制の専修学校があります。
通信制の学校は無いので、通学する必要があります。
(2)理学療法士の資格を持っている人で、2年以上学校で学ぶ。
すでに理学療法士の資格を持っている人は、文部科学大臣指定の学校か、厚生労働大臣指定の養成学校で2年以上、作業療法士の知識と技能を修得します。
(3)海外で作業療法に関する学校を卒業
海外で作業療法に関する学校を卒業したか、免許を取った人。
以上の受験資格を得る必要がありますので、たいていの人は、大学や専門学校などに進学し、作業療法に関する知識と技能を身につけることになります。
作業療法士の国家試験は、年1回実施されています。
まずは3月に筆記試験があります。
試験科目は、以下の通りです。
■解剖学
■生理学
■運動学
■病理学概論
■臨床心理学
■リハビリテーション医学
■臨床医学大要
■作業療法
作業療法士も、理学療法士と同じく、病院や福祉施設に就職するのが一般的です。
最近では、独立して仕事をする作業療法士も増えてきています。
福祉の世界でも、リハビリに関する重要性が高くなっていますので、就職は難しくないと言えるでしょう。