
視能訓練士とは、目の機能が低下した人に対して、眼科医の指導のもとで障害の度合いを検査したり、機能回復の訓練を行う専門家のことです。
以前は、斜視や弱視などの障害を持つ人の機能回復の訓練を行うのに必要な国家資格でしたが、現在では眼科一般分野で検査も出来るようになっています。
視能訓練士は、眼科スタッフの一員として、視力検査、視野検査、眼底カメラ撮影、超音波検査などの検査を行います。
この検査は、眼科医と視能訓練士のみができる検査になります。
視能訓練士の特徴としては、女性が非常に多いということが挙げられます。
なんと、視能訓練士の約9割が女性なのです。
眼底検査などの検査は、非常に細かい作業が多く、そうした仕事が女性に向いている仕事だと認識されているようです。
視能訓練士として仕事をするためには、国家資格を取得する必要があります。
ただ、国家資格を得たからといって、すぐに仕事に就けるわけではありません。
採用は、個々の病院で行っているので、就職先を探す時には、養成校や日本視能訓練士協会が紹介するというケースが多いです。
公立病院に就職する場合は、資格取得後、各自治体が実施する公務員採用試験に合格しなければなりません。
資格取得のための国家試験ですが、合格率は95%前後なので、非常に高い合格率です。
国家試験の受験資格を得るには、以下の条件があります。
(1)高校卒業後、指定の視能訓練士養成施設で、3年以上必要な知識や技術を学ぶ。
(2)大学や短大、看護師や保育士の養成期間で指定科目を履修した後、指定の視能訓練士養成施設で、1年以上必要な知識を学ぶ。
(3)海外で視能訓練士に関する学校を卒業したか、免許を取得したもの。
国家試験の合格率は高いものの、視能訓練士になるまでのステップは、長い道のりだといえるでしょう。